Qスイッチルビーレーザー

Qスイッチルビーレーザーは、694nmの波長のレーザーです。メラニンへの光吸収が高いため、色調の薄い病変にも鋭く反応するといわれています。
メラニンに反応するので、しみ、茶あざ、青あざに有効です。肌の奥深くまで光が届くため、メラニンが深部にある色素病変にも効果的です。

機器:Qスイッチルビーレーザー
ザ・ルビー nano_Qは、厚生労働省により承認されています。
医療機器承認番号:22300BZX00301000

特徴

  1. 高い選択性

    ルビーレーザーは、メラニンに選択性が高いので、色調の薄いしみでも切れが良いレーザーです。

  2. 治療対象

    青あざ、茶あざ、外傷性刺青(保険診療となります)、加齢性のしみ、そばかす、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)、タトゥー除去(保険外診療となります)が対象です。

  3. 治療時間・期間

    レーザー治療の施術時間・回数は、症状、サイズ、個数などによって変わります。
    効果を実感できるまでに必要な回数は、個人差によっても異なりますが、通常のしみ(老人性色素斑)やそばかす(雀卵斑)の場合は1〜2回、あざの場合は2〜5回程度が一般的です。また、Qスイッチルビーレーザー治療は通常3ヵ月程度の間隔で受けるのが一般的で、保険の適用も3ヵ月に1度となります。

適応となる症状

  • 青あざ・茶あざ
  • しみ
  • そばかす
  • ADM
  • タトゥー
  • 外傷性刺青

保険適用について

太田母斑、異所性蒙古斑、扁平母斑、外傷性刺青
(上記以外は保険適応外となります。)
保険診療は3ヵ月以上開けての治療となります。
皮膚が薄いほうがレーザー光が深部に届きやすため、お子様の場合はできるだけ早いタイミングで受診されることをお勧めいたします。(生後1ヵ月から治療可能です。)

リスク

  • 1~2週間程度は絆創膏保護が必要です。
  • 施術後は、紫外線対策を徹底する必要があります。
  • レーザー治療後、赤み、腫れが生じることがありますが、通常自然に数日で改善します。
  • 内出血、水疱、かさぶたが生じることがありますが、1~2週間で自然に改善します。
  • 炎症後色素沈着や色素脱失が生じることがありますが、通常数ヵ月から半年程度で改善します。炎症後色素沈着や色素脱失については肝斑の有無やスキンタイプ、日焼けの程度、アフターケアなどによって大きく異なります。
  • 水疱や傷が生じた場合は、稀に傷跡が残ることがあります。

治療を
受けられない方

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 日焼けしている人
  • 感染症がある人
  • ケロイド体質の方は要相談です。
  • 施術前後に日焼け対策ができない方


主な美容診療