炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザーは、レーザーエネルギーが水分を多く含む組織に吸収され、皮膚表面から病変を蒸散させ、病変を除去します。ほぼ出血なく安全に治療ができます。ピンポイントで照射するので、周囲の肌を傷めずに治療が行えるのが特徴です。

医療機器承認番号:30200BZX00102000
特徴
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精度の高い除去
当院の炭酸ガスレーザーは、高いエネルギーを狭い範囲に集中して、照射間隔を長めにとりながらあてる「ウルトラパルス」という機能を搭載しています。これにより、患部周辺の皮膚組織の炭化傷害や熱障害を軽減し、傷の治りが早く、術中・術後の痛みを和らげることができます。
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即効性
通常、一度の施術で病変を除去します。(ほくろなど再発しやすい病変は再発時に追加で施術することがあります。)
炭酸ガスレーザーは、施術しながら止血し、傷が浅いため、1~2週間で上皮化します。また、手術とは異なり糸で縫合する必要はありません。
適応となる症状
- ほくろ
- 老人性いぼ
- 汗管腫
- 線維腫
- 老人性血管腫
- 稗粒腫
ほくろや加齢性のいぼは、時に基底細胞癌やメラノーマなどの皮膚悪性腫瘍との鑑別が必要なことがあります。当院では、皮膚科専門医がダーモスコピーや組織検査を行い悪性の皮膚癌でないか確認を行った後に治療を行います。
リスク
- 施術後から、浅い傷が1~2週間あります。上皮化後、色素沈着、赤み、へこみが見られることがあります。徐々に改善することが多いですが、病変の大きさ、部位によっては、赤み、色素沈着、へこみ、白色瘢痕、肥厚性瘢痕が残ってしまう場合があります。ほくろは再発する場合があります。
- 創部に感染症を合併することがあります。施術後は、創部に適切な処置をしていただく必要があります。
- 施術時は局所麻酔を行います。術後の痛みはほとんどありませんが、洗顔や入浴時に少ししみる場合があります。
治療を
受けられない方
- 妊娠中・授乳中の方
- 皮膚に感染症や炎症がある人
- ケロイド体質、糖尿病、免疫機能が低下している人は要相談です。
- 施術後に日焼け対策ができない方
- 心臓ペースメーカーを埋め込まれている方
Treatment Example
施術例を見る
当院で施術を受けられた方の症例を、写真とともにご紹介しています。