厚い銀白色のかさぶたやかさかさしたふけの付着した赤い斑が生じる慢性の皮膚の病気です。
遺伝的素因+生活要因および肥満、他の疾患がきっかけとなり発症、悪化します。ときに薬で生じることもあります。(乾癬型薬疹)
摩擦を受けやすい部位に好発します。(膝、肘、頭部、お尻)かゆみは約50%の患者さんにみられます。爪の変形や関節炎(関節症性乾癬)を伴うこともあります。

治療方法

治療の基本である外用治療(ステロイド外用薬やビタミンD3外用薬など)をまず行います。難治や広範囲の場合は、チガソン®、オテズラ®内服、基幹病院と連携して生物学的製剤(ルミセフ®、スキリージ®など11種類ほどあります)、JAK阻害薬(リンヴォック®やソーティクツ®)の治療も行います。

症例 背部~臀部


皮膚科で診療している主な症状